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【アレンジ編】シンプル プルオーバー

「服を作りたいけれど、何から始めていいか分からない」

そんな時におすすめしたい、市販のパターン本を使用したシンプルな1着を先日ご紹介しました。

洋裁初心者さんにおすすめ!

いつもblogを読んでいただいている方はお気付きかと思いますが、ヒューモンガスはカスタマイズが大好き!市販のパターンはそのままでも十分素敵なのですが、少しアレンジを加えたver.も作ってみました。

同じパターンで作りました

左のブルーの花柄は前回製作したアレンジなしのもの。今回はそれに切替を加えましたが、パターンのシルエットは変えていないので、形は一緒です。同じデザインで生地を変えて作った際の仕上がりの違いなども感じていただけたら嬉しいです。

使用した生地

しっとり落ち感のあるコットンツイル薄地を使用しました。

コットンツイルは普通地の取り扱いが多いのですが、こちらはレアな薄地。軽やかでありながら、綺麗なドレープが出ます。普通地もオールシーズン向いていますが、暑がりさんは薄地がおすすめです◎

ツイル薄地、ツイル普通地それぞれ3色展開です。リネンレーヨン、チノクロスもあります。

リネンレーヨンもあります
ツイルコットン普通地

この柄はヒューモンガスを始めてまだ2年くらいの頃にデザインしました。お店に並んでもう12年になるベテラン(?)ですが、年齢も性別も関係なく選んでいただける貴重な存在で、今後も色違いや生地違いを増やして大切にしていきたい柄のひとつです。

使用レシピ

『ラクして様になる大人服』 日本ヴォーグ社

前作と同様、こちらの「ボックスショート」の《LLサイズ》を使用しました。

今回の用尺

  • 表地 260cm

アレンジ箇所

  • 切替線を追加
  • 切替パーツ毎に柄の向きを変更
  • 裾パーツにギャザー分量を追加
  • 裾の始末を2cmの三つ折りに変更
  • 着丈を4cm伸ばした

作ってみて感じたこと

縦状に並んでいる柄だったので、動きが出るようにパーツ毎に柄向きを変えて裁断しました。中心左袖部分右袖部分の4パーツに分かれています。前後は同じです。

切替線が欲しい部分にラインを引いて1枚だった型紙を分割して、それぞれのパターンに縫い代をつけます。特別な技術は不要です◎

柄向きがはっきりある生地に向いているアレンジです。柄向きがはっきりしていない入り組んだ柄は効果的に見えないこともあるかも(切り替えていない時と同じに見える)。

切り替え部分はバイアス同士で縫い合わせの際に伸びやすいため、伸び止めテープを貼りました。

反省点

裾のパーツは切り替え線部分に半身あたり15cmのギャザーを寄せたんですが、分量が少なすぎてバイアス部分に吸収されてしまいました…。いせたみたいになってビミョ〜な立体感に(というかほぼフラット)。もしギャザーを入れてフワッとさせるならもっと大胆に入れた方が良さそうです!

今回使用した生地はとても柔らかかったので、衿ぐりの始末はレシピ通りだと縫いにくくて綺麗に仕上げるのが難しかったです。次に柔らかい生地で縫う際は、見返し仕様にしようと思います。

着てみました

スタッフ身長 163cm

簡単なアレンジでしたが、前作とまた違うデザインに見えて新鮮。パーツ毎の柄向きも大成功でした◎特に裾の柄が横なのがツボです。ストライプなど柄向きがもっと分かりやすい生地で作ってみても可愛いなぁと思いました!

こちらのパターン本にはこのデザインのワンピースver.のレシピもあります。前後も関係なくザブンとかぶるだけで様になる、神デザイン!

今回はツイル薄地を使用しましたが、薄地カテゴリーの生地ツイル地は全般的におすすめです。

つくる楽しさ、つかう楽しさ。

ヒューモンガスでは厳選の生地で製作した木版プリントの心地よさソーイングの楽しさをお伝えすべく、小物・インテリア・子供服・大人服など、簡単なアイテムから手の込んだ大作までいろいろなアイテムを製作して、ご紹介しています。

過去の作品もチェック

お店で声をかけていただいたり、SNSの投稿にいいねやコメント、とても嬉しく励みになります!ありがとうございます!

生地選びの参考にしていただくことも増え、フタッフ全員でやりがいを感じながら作品製作をしていますが、「いろいろな作品を見れば見るほど、何を作ればいいか分からなくなってしまう」というご意見も。

ミシンは持っているけど眠らせてしまっていたり、興味はあるけどハマるかどうか分からないからミシンを買うのを躊躇してしまう…など、とてもよくわかります。

そんな方がトライしやすい「木版プリントを使った始めての1着」にぴったりのレシピを探してみよう、ということになり、色々な市販のパターン本から探しに探して見つけたのが、前回ご紹介したプルオーバーです。今回はそのアレンジver.で、中級者以上の方に自由にカスタマイズする楽しさをお伝えできたらと思い、製作しました。

生地選びはとことん自由に。

市販の型紙を使用する際、「そのレシピで使われた生地になるべく近いテクスチャーや色合い、生地幅のものに限定して探す」という方も多いのではないでしょうか。

もちろん、その方が失敗しにくいし、想像通りのものができると思いますが、違う印象の生地にすると「どんな仕上がりになるんだろう」というワクワクがプラスされて、ときめき倍増です!そして、いろいろな生地を経験すると「こういうデザインをこの生地で作るとこうなるな」とイメージできるようになって、ハンドメイドがもっと楽しくなるし、スキルもグッとアップします。

レシピで使用の生地と近い生地幅のものが見つからないこともよくあると思います。お好みの生地を見つけたら、まずは生地幅を調べてパターンの配置を考えて用尺を計算してから購入するのがベストです!パターンを先に作ってみてシミュレーションすると安心◎

生地幅に合う裁断方法を考える

ヒューモンガスの生地幅は110cm前後がほとんど。型紙によっては生地幅が足りなくて、裁断図通りにいかないこともあります。たいていの場合は用尺が増えますが、よこ地やバイアス裁ちにしてなるべくコンパクトにすることも。むしろそれが効果的なデザインに見えることもあるので、裁断も生地によって自由に変えてみるとより楽しくなると思います。

生地幅が足りなくて、せっかく出会ったお気に入りの生地を諦めるのは本当にもったい無いです!裁断方法を考えて、自分だけのスペシャルな作品にしましょう〜!

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