入荷ほやほや『FLOWER571』の新色007番を使用して、春のワンピースを作りました。

この柄は「キャンブリック薄地」と「コットンツイル」があります。
肌寒い日も多い春は、冬のインナーや羽織りを合わせることもまだあると思うので、ニットやウールとも相性の良いツイルにしました。ツイルはオールシーズン向きですが、真夏に「少しでも涼しい方がいい!」という場合や暑がりの方はキャンブリックの方がおすすめです◎


やわらかく落ち感のある素材なので、地の目が歪まないよう文鎮を置いて裁断します。Vネック、見返し、ポケット口に接着芯を貼ったらいよいよ縫製です。糸は60番シャッペスパンの#201を使用。

綾織のツイルは平織のキャンブリックと比べると、直線以外のラインは縫製の際、やや生地が伸びやすいです。ピンで合印を止め、上下の生地がずれてしまわないよう指で送りを調整しつつミシンをかけます。一度縫うと、コツが掴めると思います◎
画像は撮影の都合で手が写ってないですが、ミシンの送りをアシストするように両手をそっと押さえ金の左右の生地に添えて縫います。


出来上がりました。人気のデザインでおなじみの型なのですが、回を追うごと手際も良くなってスイスイ縫えるようになりました。縫製工程と要点はその都度、どんな些細なことでもメモしています。殴り書きなので自分以外は解読不能なんですが、これが毎度めちゃくちゃ役に立つ!縫製を間違えて解くことになると、何倍も時間がかかってしまうし生地も痛むので、なるべく無駄な作業がないように工夫しています。


二の腕を綺麗にカバーする身頃続きの袖。ハンカチを常に携帯したいのでサイドポケットは必須です◎

落ち着いたラベンダー&ピンクが春らしく、とっても華やかなワンピースになりました。まだ寒い間はハイネックのインナーを着て楽しもうと思います。
着丈は112cmで、身長166cmの店主が着ると膝下10〜15cmくらいの長さです。小柄な方はマキシ丈になるかもしれません。用尺は約2.8〜3mでした。
今回、日暮里店とオンラインショップ用にもお仕立てしました。ご来店の際はぜひチェックしてください〜!
本作品はオリジナルの型紙を使用しています (型紙の販売はしておりません)
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